園長つうしん

園長通信(令和8年1月号)

園長つぶやき~園関係者が「みんなのなかで、やりたいことをする人」に~

「ボジティブ視点は意識して身につく」

新年明けまして、おめでとうございます。

午年にちなみ前進する一年でありたいと思います、今年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

当園は学期に一度全職員で自分自身やチームの振り返りを行い、それを共有しています。

自分(達)で立てた目標を、節目で立ち止まって振り返ることで、自分自身の達成部分を自覚したり、取り組めなかった部分を考えなおすことができます。

 

この振り返りで大切にしている部分は、改善すべきネガティブ部分だけではなく、良いと思えるポジティブ部分に目を向けるということです。

人はどうしても、悪い・出来ていないネガティブ部分に目がいく特性があります。

このネガティブ部分に目がいく特性、「ネガティブ・バイアス(否定性バイアス)」と呼ばれる性質が人間には生得的に備わっているものだと、心理学の知見であります。 

「ネガティブ・バイアス」とは、ポジティブな情報よりもネガティブな情報(危険、失敗、悪い点など)の方に注意が向きやすく、記憶に残りやすいという脳の傾向です。
この性質は、もともとはヒトの進化の過程で、力の弱いヒトが生存するために、危険をいち早く察知して避ける能力を備えることが重要だったからだと考えられています。
自分の楽しかったことや、嬉しかったことをすぐに思い出すことができず、ネガティブな事象ばかり思い出す人は、ある面ヒトとして当然の姿なのかもしれません。
子どもを見る時でも、「出来ない・ダメな部分ではなく、出来ている・良い部分を見ましょう」と言われますが、それも本能を超えた習慣がなければ難しいと思います。
このボジティブに焦点を当てることができなければ、そのボジティブさを言葉にして伝えることは出来ません。
なので、ポジティブ面に目を向けられるようにするには、日常からかなり意識的に実行し続けることが必要なのでしょう。

当たり前の反対語は「有難い」です。
年末年始に家族みんなで語りあう時、日常の当たり前に感謝し「有難う」を言い合えるボジティブな時間が持てれば、きっと佳き年を迎えることができるのではないでしょうか。