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園長通信(令和6年3月14日号)

園長つうしん

園長つぶやき~園関係者が「みんなのなかで、やりたいことをする人」に~

春の訪れが感じられる温かい日々が多くなり、最近の子どもの話の中に今年度の終わりと新年度の始まりに関する話題が多く上がるようになっています。

 

さて今年度最後の話は、子どもの「幸せ実感」についてです。

子どもの「幸せ実感」とは、子どもが「今、幸せ」「将来、幸せになれる」と感じているかどうかです。

先日、東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所が、同一の親子(小学1年生から高校3年生、約2万組)を対象に、2015年以降9年間繰り返して複数の調査を実施し、12学年の親子の意識・行動の変化を「子どもの生活と学びに関する親子調査2023」としてプレス発表されました。

子どもの「幸せ実感」についての結果は大まかに以下の通りです。

・地域、家庭環境、子どもの性別や成績とあまり関連がない

・保護者自身の幸せ実感や子どもへの働きかけが関連している

・学校生活の充実、良好な友だち関係、学びの状況、自己認識などの要因が関連

 ※ここでの子どもへの働きかけとは、寄り添うような働きかけをすることです。

(詳細は「子どもの生活と学びに関する親子調査2023」をご確認ください)

 

私がこの研究結果に興味をひかれたのは、時折保護者の皆様にお伝えしている「保護者の皆様も、園が目指す姿、みんなのなかでやりたいことする人になってください」とお伝えしていることが、実はとても重要性があったと感じたからです。

イキイキと生活している保護者の子どもは、保護者と同じように楽しそうに生活している、子どもに関係する業界ではなんとなく関連性を感じていたことが、研究によって証明されました。

 

保護者自身が、地域や仕事への愛着があり、様々な人たちとポジティブな関係を作り、意欲的に向上する気持ちを持ち、自信、粘りづよさ、挑戦心を持って資質・能力を高めようとすることが、実はその姿を見ている子どもの「幸せ実感」を育てていることにつながっている、やっぱり本当だったんだと心が晴れた気がします。

 

次の年度に向かって子どもたちがステップアップしようとする今こそ、保護者の皆様もその未来に悲観ではなく明るく迎えるようにしたいですね。

 

参考・ベネッセ教育総合研究所「子どもの生活と学びに関する親子調査2023」

https://berd.benesse.jp/special/datachild/datashu05.php