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園長通信(令和6年3月号)

園長つうしん

園長つぶやき~園関係者が「みんなのなかで、やりたいことをする人」に~

先月の劇あそび会は、3年ぶりに以前の規模で観覧できる形態で実施できました。
その劇あそび会では、子どもたちは年度末の成長した姿を見せてくれました。
さてその劇あそび会で、私がとても印象に残る場面がありました。
劇中で、年長のある子が「あ、ここに立ったら見えにくい」といって、その場面の中心的演技をする子が観客によく見えるように、後ろ側に移動していました。
この子は、観客から自分がどのように見られているかを理解した、第三者の目を持っていた行動をしていたのです。

劇あそび会後、私の劇あそび会開会前の挨拶をしていた時の映像を見返していた時、その当日には気づかなかった、ちょっと改善した方よい点が見つかりました。
劇あそび会の年長児の行為や、私の挨拶改善の気付きを通して改めて感じたのは、自分の言動は一番自分が気づきにくいものであるということでした。
人間の日々の言動はほとんど無自覚ですが、その言動が他人からどのように見えて影響しているかは、かなり意識しないと分からないと言われています。
最近のスポーツ業界では映像技術が発達しましたので、自分のプレーを客観的に見て検証することが当たり前になっています。
しかし職業とするプレーと違って、日常生活の言動は、何か問題がおこったり、他者から伝えられたりしない限り意識的に見直すことは普通はあまりありません。

自分の言動を改善するために三つのステップがあります。
まずは一つ目は、自分の言動が他者からの受け取られ方を気にすることです。
自ら自分の言動の影響を気にしなければ自ら振り返ることはしませんし、気にする前に他者から改善点を伝えられたとしても、ついネガティブに聞こえてしまい改善に至らないことがよくあります。
二つ目は改善点を具体的に理解することです。
言動のどこを直すべきかを具体的に理解しなければ、改善しようがありません。
先ほどの劇あそび会の子どもで言うと、観客から見えにくい位置を取ってはいけないことを理解しているから、自ら行動改善ができます。
三つ目は、その変更した言動を、無意識に実行できるまで繰り返すことです。
プロフェッショナルな人たちは、身に付けなければならない基礎的行動を、意識せずとも自然に実行できるようになるため、何度も何度も繰り返し練習します。

日常の言動はプライベートだけでなく、実は仕事でも出ています。
年度末、あの年長児のように、我々大人自身も言動を振り返ってみませんか?