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~庄内こどもの杜幼稚園の見えない秘密(園の土地や建物の歴史)~

園長のめせん

今回の見えない秘密は、「庄内こどもの杜幼稚園の土地や建物の歴史」についてです。

庄内こどもの杜幼稚園の土地は、ご存知の方もおられるかもしれませんが、庄内神社の土地であり、庄内神社境内地の中に幼稚園があります。園庭に生えている楠木は、園舎の屋上より高く成長した高さになっていますが、ほとんどが園が出来てからその当時に自生したものです。ちなみに園舎は学校法人庄内神社学園の所有財産ですので、庄内こどもの杜幼稚園としては、庄内神社から無償で借りた土地に園舎を立てています。

ではその庄内神社から借りている土地についての歴史をお伝えしたいと思います。
庄内神社は、今から114年前の大正元年(1911年)に、7つの村の神社が合わさってこの地に御鎮座しました。神社がこの地に御鎮座する前は、田んぼやため池だったと聞いています。 以前の庄内神社の境内地は庄内駅からこんもりとした鎮守の森が見えたと言われています。庄内神社が始まってから、少しずつ近隣の土地を購入し、今の境内地の広さになりました。

庄内こどもの杜幼稚園は当初は庄内幼稚園という名称で、75年前の昭和25年(1950年)に宗教法人庄内神社付属幼稚園として、庄内神社の境内地社の境内地に開園されました。園の敷地も今のような広さではなく、園舎も今の半分くらいのサイズでした。園庭と神社境内の境も現在のようにしっかりと囲われてはおらず、今のようにセキュリティを気にすることがあまりない、牧歌的な状況だったと聞いています。

開園当初木造平屋の園舎は、園児の増加により2階建ての園舎に改築しました。
そして庄内幼稚園内に庄内たちばな保育園が出来た昭和51年(1976年)に2階建て鉄骨の施設になり、現在事務所がある建物は平成3年に立て替えられました。また平成24年(2012年)に現在の乳児クラスがある園舎の耐震補強工事を行い、園内の園舎はすべて新耐震基準の建物となりました。園舎が立て替えられるたびに、園の機能を高めるため園舎の使用する土地を少しずつ庄内神社から増加して借りています。
園舎の内部は、保育の機能を高めるために何度も改装され、現在のような形態になっています。今後も経年劣化して傷んでいく部分も多くありますので、園舎の改修は続くと思います。

神社境内ですが、平成24年(2012年)にこの地に庄内神社が御鎮座して100年たった記念事業で、石畳や石玉垣が整地・整備されました。

時代の変遷とともに、庄内神社の境内地や庄内こどもの杜幼稚園の園舎や園庭も変化し続けています。これらの時代の重みを感じながら、次代の人たちに引き継げるような努力をしていきたいと思います。